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トイレリフォーム 壁紙の選び方~機能性や費用を抑えるポイント~
- 投稿日:2023年 5月31日
- テーマ:リフォームコラム
トイレは家の中で使用頻度が高く、必然的にカビなどの汚れが多く発生しやすい場所です。
湿気が原因で壁紙の経年劣化が早まってしまうことも。
トイレの壁紙は10年程度で寿命を迎えます。
壁紙や床の張り替えは便器を外すなどのトイレリフォームをするタイミングで一緒に行うのがおすすめです。
トイレリフォームの際、壁紙の選び方を少し意識するだけで、トイレという空間全体の雰囲気を一変させることができます。
こちらの記事では、トイレリフォームをする際の壁紙の選び方やおすすめ機能、相場費用などについてご紹介します。
トイレリフォームをご検討の方はぜひご参考にしてみてください。
トイレリフォーム 壁紙(クロス)の色や柄の選び方
色の決め方
壁紙は、トイレの中の大部分を占めるため、派手な色をとりいれてしまうと圧迫感を感じる空間となってしまいます。
そのため、原色の濃い色は避け、ベースとなる色はホワイトベージュのようなシンプルで明るい色や、ピンク、水色、グレーなどの淡い色が良いでしょう。
薄めの色を基調とすることで、トイレに解放感や明るさをもたせることができ、さらに清潔感もよりアップすることができるでしょう。
また、床の素材や色味に調和した壁紙を選ぶのもポイントのひとつです。
柄を選ぶなら
色だけでなく、壁紙の柄もトイレの印象に大きく影響します。
「毎日使う場所だからこそ、おしゃれなデザインにしたい!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、それではかえって圧迫感が出てしまいます。
また、壁面や天井の継ぎ目でデザインが切れて全体の見栄えが悪くなってしまうことも考えられます。そのため、できるだけ小さな柄のものを選ぶとよいでしょう。
無難すぎず少し個性を取り入れた空間にしたいという方には、アクセントクロスがおすすめです。
アクセントクロスは、壁の一面だけを派手な柄や色にしたもので、同色の壁紙だけでは単調になりがちの空間を、グッとおしゃれにすることができます。
トイレリフォームでおすすめな壁紙の機能
トイレリフォームで壁紙を張り替える際には、デザイン性以外にも機能性を考慮してみましょう。
機能性を考慮することにより、日々の掃除やお手入れ、臭いなどの悩みが解消され、さらに明るく快適な空間に生まれ変わります。
汚れを防止する機能
トイレの壁は尿のしぶきやホコリがつきやすく、とても汚れが目立つ場所です。そのため、汚れが落ちやすく付きにくい機能が備わっているものがおすすめです。
汚れ防止機能として、表面にラミネート加工が施してある壁紙が販売されています。
ラミネート加工されている壁紙は、水分や汚れが内部に浸透せず、水拭きで簡単に汚れを落とすことができるため、日々の掃除をとても楽にすることができます!
また、凸凹のあるデザインで汚れが付着しにくいよう工夫されている商品なども多く販売されています。
消臭作用
トイレと言えば、どうしても臭いが気になります。臭いの原因は飛び散った尿によるアンモニア臭です。
臭いが気になる場合、このアンモニア臭をできるだけ吸収させないようにする工夫が必要です。
消臭機能やマイナスイオン効果のある壁紙がトイレリフォームで人気を集めています。
この壁紙は内部に光触媒や消臭剤、天然の鉱石などが配合されており、臭いの原因であるアンモニアや硫化水素を吸収し、きれいな空気に分解して送り出すという、画期的な機能を持っています。
特に、光触媒を使ったタイプの壁紙は、半永久的に消臭効果が期待できるといわれています。
防カビ・吸放湿機能
トイレは湿度が高く、ホコリもたまりやすいため非常にカビが発生しやすい場所です。カビは低温や乾燥にも強く、一度発生してしまうと落とすのに苦労します。
そのため、カビの発生を抑える壁紙や、吸湿機能のある壁紙を選ぶとよいでしょう。
吸湿性ポリマーを配合した壁紙では、湿気の吸収の他、静電気の発生を抑え、ホコリの付着も防ぐことができます。
なお、防カビタイプの壁紙に張り替えるだけでは、カビの発生を完全には防ぐことは難しくもあります。
別途工事費はかかりますが、カビ防止のコーティングなどの工事を依頼することもできるので、併用するのも良いでしょう。
トイレリフォームの相場情報、費用を抑えるには
壁紙張り替えの平均相場
選択する壁材の種類にもよりますが、一般的なトイレの壁面積は15~20㎡が多く、総額で5万円前後で張り替えることができます。
また、 機能性の高いハイグレードな機能を持つ壁紙を選択した場合6~7万円前後が価格の相場です。
このようにトイレリフォームは、壁紙を張り替えるのみの場合、10万円以下で可能なことが多く予算にそれほど余裕がなくても実行しやすいといえます。
壁に目立つ穴や破損がある場合には、さらに修繕費がかかるため、注意が必要です。
なお、ここでご提示した費用はあくまで一例であり、リフォーム会社によって費用が異なります。詳しい金額を出すために、ぜひ一度リホームプラザにご相談くださいませ。
トイレリフォームの壁紙クロス張り替え費用を抑えるには
①便器交換など、他のトイレリフォームを合わせて行う
トイレの交換など他のリフォームとセットで行うことで、トイレの壁紙張り替えのみで行うよりも全体の費用を抑えることができます。
トイレの壁紙の寿命は10年程度と言われており、湿気や汚れ、経年劣化によって張り替えが必要なタイミングがあります。
トイレの寿命は10年~20年程度なので、トイレリフォームを行う際、同時に壁紙のリフォームをするのが良いでしょう。
②DIYで張り替える
トイレリフォームの壁紙張り替えは、自分で行うこともできます。DIYで済めば、プロに依頼するより価格を抑えられます。
しかし、トイレは通常の部屋よりも狭く、さらに棚やトイレットペーパーホルダーなどのものが多いことから、DIYでのトイレリフォームは難易度が高いといわれています。
また壁紙に柄を使用する際、壁紙のつなぎ目の処理や張り方が非常に複雑です。
できるだけキレイな仕上がりにしたい場合はDIYではなく、プロに依頼することをおすすめします。
トイレ壁紙リフォームの施工事例
リホームプラザが手がけた、トイレの壁紙をリフォームした事例をいくつかご紹介します。
N町N様邸 トイレリフォーム事例
既存のトイレは年数が経っていましたが、トイレ交換だけではなくクロスやクッションフロアをお選びになり、張り替えることによって新築気分を味わえます。
トイレはTOTO ピュアレストQR+BV2へのリフォームをご提案しました。
K町F様邸 トイレリフォーム事例
トイレ本体のリフォームはTOTO GG1 ホワイトへのリフォームをご提案しました。
便器を手洗いなしにしたり、建具や巾木の色と合わせてモノトーンコーディネートにしたりすることによって、気分も変えられたかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トイレリフォームをする際におすすめな壁紙の色や柄、機能性、費用相場についてご紹介しました。
トイレは、毎日頻繁に使うものだからこそ、明るく清潔感のある内装に保ちたいですよね。
トイレの壁紙を張り替えるなら、機能性やデザインなどに少し工夫を加えながら壁紙を選んでみてはいかがでしょうか。
トイレの壁紙リフォームは、高くても10万円程で他のリフォームと比較し安価で行うことができるので、清潔に保つためにも定期的に壁リフォームを検討することをおすすめします。
また、DIYでも可能ですが、複雑な作業が多いため丁寧に仕上げたいならプロにお任せください。
リホームプラザでは、リフォーム施工事例を多数掲載しています。ぜひこちらもご覧ください!
窓の防犯リフォームで安全性能アップ!
- 投稿日:2023年 5月15日
- テーマ:リフォームコラム
空き巣の多くは窓から侵入します。
狙われるのは無施錠の窓だけでなく、ガラスを割って鍵を開けて侵入するケースも増えています。
こちらのページでは、窓からの侵入の多さや、狙われやすい窓回りの特徴、防犯性能アップ方法をご紹介します。
シャッターの後付けや面格子の設置、防犯ガラスへの交換といった窓リフォームで防犯性能は改善が可能です。
安心して暮らせる住まいにするために、ぜひ参考にされてみてください。
目次
空き巣はどこから侵入する?
空き巣は住まいの開口部である、ドアや窓から侵入することが多いです。
戸建ての場合は事件発生件数の約半数が、窓を経路として侵入されます。
鍵がかかっていない窓は言うまでも無く、昨今では窓ガラスを割ったり、ガラスの温度変化を利用してひび割れさせて侵入するケースも増えています。
3階、4階以上のマンションやアパートに住んでいる場合でも、空き巣件数の約3割は窓からの侵入が確認されています。
2階以上の高さから侵入する場合は、隣の建物の屋根や庭木を利用して登ってくることがあります。
屋根裏部屋や、換気口などからも侵入されてしまうので、日常的な施錠や窓・ドアの補強、防犯カメラ設置やセキュリティサービスの導入が求められてきています。
こんな窓が危ない!
防犯を考えると、窓は家の中で重要な場所の一つです。具体的に空き巣が侵入しやすい、狙われやすい窓はどのようなものでしょうか。
地上階にある窓
1階や道路と同じ高さの地上階にある窓は侵入し易く、逃げ出しやすい特徴があります。
通行しているふりをしながら、室内の様子を伺っているケースもあるので、日常的に無施錠・留守かどうかが明らかに分かる状態は危険です。
無施錠の窓
前述したように、無施錠の窓は特に空き巣に狙われやすくなります。
「地域的に無施錠が多い」「昼間は無施錠で大丈夫だろう」と思っている方は、これまでは問題が無くても、いつ空き巣に侵入されるか分かりません。
空き巣は午前10時~午後8時までの発生が多く、特に昼間の発生率が高いとも言われています。
換気後の閉め忘れや、無施錠での外出は絶対にやめましょう。
クレセント錠の窓
一般的な窓は半円の形状をしたクレセント錠が採用されています。
クレセント錠自体は、窓の気密性・防音性向上のために設置されています。
クレセント錠でロックしていれば大丈夫かと思いきや、空き巣の侵入方法の一つである窓のガラス破りではこのクレセント錠が狙われます。
錠近くの窓ガラスを割り、クレセント錠を解除することで窓を開け閉めするのです。
シャッター、雨戸が無い窓
窓にシャッターや雨戸が設置されていない場合は、窓ガラスを割りやすいので狙われやすくなります。
シャッターの有無で「侵入しやすい家か」視覚的にも判断されているのでしょう。
庭木で見通しが悪い場所にある窓
空き巣が窓ガラス割りや、クレセント錠の解除を行うには、ある程度の時間がかかります。
「侵入に5分以上時間がかかると空き巣は諦める」という傾向がありますが、狙われる窓付近が庭木や設備などで見通しが悪いと、空き巣にとって絶好の侵入スポットになってしまいます。
これらの窓は、侵入窃盗犯にとって簡単な標的となります。
お住まいのセキュリティを向上させるためには、無施錠を止めるなどの行動変更に加え、窓の防犯性を高めることが大切です。
掃き出し窓が侵入されやすい理由
侵入されやすい窓の種類は、掃き出し窓と言われています。
掃き出し窓は横に開く窓の一種であり、広い開口部を持つため、侵入者にとって非常に魅力的な窓です。
引違い窓との違いは窓が床まで達しているかです。窓リフォームで防犯性能を高める場合は、掃き出し窓の部位から対応していきましょう。
窓リフォームで防犯対策
窓の防犯性能を高めるリフォームには、自分で出来るものから、業者に依頼して行うものまで幅があります。
ご自宅の状況やご希望をもとに、どのような対策が良いか検討されてみてください。
ここでは、特に効果的なリフォームを4点ご紹介します。
防犯ガラスに交換する
窓リフォームでの防犯対策として、効果的なのが防犯ガラスの設置です。
防犯ガラスは耐貫性が高められ、突き破ることが困難なように設計されています。
鋭利な物や投石による打撃にも耐えられる耐衝撃性、耐投射性を備えています。
窓の強度を高めるだけでなく、騒音の遮断や断熱効果も期待できます。
メーカーによっては、既存の窓枠に新しい窓をはめ込む施工で、防犯ガラスへリフォームが可能です。
窓の防犯フィルム貼付
防犯フィルムも窓の防犯性を高めるアイテムです。
このフィルムは通り抜けが困難なように設計された、特殊なプラスチック素材でできています。
侵入対策のために割れにくくさせるだけでなく、破損した際に破片が飛び散り室内に入り込むことも防止できます。
窓用防犯フィルムの貼付はDIYが可能で、比較的安価であるという利点もあります。
ネットやホームセンターで購入し、ご自宅の窓に合ったサイズにカットできるようになっています。
面格子の設置
面格子(ウィンドウグリッド)は窓の外側に取り付けられる、金属性の格子状装飾品です。
面格子のある窓からの侵入は撤去に時間がかかるので、効果的な防犯対策と考えられます。
面格子を取り付けると見た目からしても侵入しにくい窓になりますが、牢屋を連想するデザインだけではありません。
お住まいの外観に合わせて、オシャレな面格子を選ばれるのが良いでしょう。
1階や道路に面した窓では、防犯だけでなくプライバシー保護にも役立ちます。
面格子の素材はアルミやステンレスの素材が主流で、設置費用は工事費用別で5万円~が相場です。
補助錠の設置
クレセント錠のみ設置されている窓は、ホームセンターなどで売られている補助錠を設置してみるのも良いでしょう。
補助錠は、窓の上部やサッシに取り付けることができます。
お子様が簡単に解除できないというメリットもあるので、窓からの転落防止、ベランダへの侵入防止の観点からも評価できます。
窓回りの防犯性能アップ おすすめ商品
ここからは、窓回りの防犯性能アップにおすすめの商品をご紹介します。
LIXIL リフォームシャッター
LIXILのリフォームシャッターは強度の高いアルミ素材で作られ、外部からの侵入や破壊を防ぎます。
シャッターを閉じれば、室内のプライバシー保護や断熱性能の向上にも繋がります。
電動シャッターのオプションが人気で、開閉時の騒音や手間が無くなったという声が多いようです。
出典:株式会社LIXIL
YKKAP 安全合わせ複層ガラス/防災安全合わせ複層ガラス
YKKAP(ワイケーケーエーピー)の安全合わせ複層ガラスは、2枚のガラスの間に透明な樹脂を挟んだ構造で破壊・破損されにくく、飛散しにくい複層ガラスです。
また、断熱性能も高いので、冬場の寒さや夏場の暑さも抑えることができます。
防犯だけでなく災害にも備えられる窓ガラスです。
出典:YKK AP株式会社
窓回りの防犯についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
「ご近所で空き巣が発生した」「窓回りの安全性に不安がある」という方は、シャッターの後付けや防犯性能の高い窓ガラスへのリフォームがおすすめです。
リホームプラザでは、窓回りのリフォーム実績が多数ございますので、ぜひお気軽にご相談ください。
防犯性能を高める!玄関ドアリフォームで安全な住まい作り
- 投稿日:2023年 4月30日
- テーマ:リフォームコラム
玄関ドアは空き巣の侵入経路のターゲットになりやすく、無施錠や鍵の種類によっては簡単に侵入されてしまいます。
侵入に要する時間を延ばすことで空き巣は犯行を諦める傾向があるので、玄関ドア自体の防犯性能をアップさせ、侵入されにくい玄関をつくることが重要です。
こちらのページでは、空き巣の手口やご自宅が狙われやすい玄関かのセルフチェック、防犯性能をアップさせるポイントをご紹介します。
お住まいの防犯をお考えの方や、玄関ドアリフォームをご検討中の方はぜひ参考にされてみてください。
目次
玄関ドアを通じて侵入される手口
玄関ドアは、窓に次いで空き巣の侵入が多い部位です。
玄関から堂々と入っていれば、近隣の方からにも怪しまれませんし、ゴミ出しやちょっとドアを無施錠にしたタイミングで侵入されることも。
侵入される具体的な方法を知って、玄関ドアの防犯意識を高めましょう。
玄関ドアで多い侵入手口
ピッキング
まず、鍵穴を利用して侵入する方法があります。
鍵穴に「テンション」「ピック」と呼ばれる工具を挿して、鍵穴の中のシリンダーを回していきます。
この工具は数百円からでも購入でき、やり方もネットに公開されているほど広まっている手法です。
鍵穴の中でも、シリンダー・インテグラル錠はこのピッキングの被害が起こりやすい鍵穴タイプです。
手慣れた空き巣の犯行では十数秒でロックが外れるので、この鍵穴の玄関ドアは狙われやすくなってしまいます。
サムターン回し
近年はピッキング以外にサムターン回しという手法も多くなっています。
サムターンとは玄関ドア鍵の内側のつまみです。このサムターンを、玄関ドアや郵便受け・ドアスコープの隙間から手や工具を挟み込んで解錠する方法がサムターン回しです。
玄関ドアに採光用の窓ガラスがあっても、その窓ガラスの強度が低いとガラスを割ってサムターン回しをされてしまう恐れがあります。
こじ破り
玄関ドアの隙間にドライバーやバールなどの工具を挿しこんで、無理やりドアを開ける手法をこじ破りと言います。
鍵の強度が低いと、こじ破りで短時間で侵入されてしまいます。
打ち破り
打ち破りはハンマーやバールといった硬い工具で玄関ドアのガラス部位にヒビを入れ、そのまま割って侵入する方法です。
力任せで強引な手口ですので、作業時の騒音や衝撃で室内の住人や近隣住人に気づかれる場合が多いです。
焼き破り
バーナーなどでガラスを熱し、その後瞬間急冷スプレーを吹き掛けることで起こる温度変化を利用し、玄関ドアのガラスを破損させます。
焼き破りは作業音が小さく素早く侵入できるので、こちらも増えてきている手口の一つです。
薄いフロートガラス(FLガラス)なら10秒ほどで破ることができます。
ご自宅の玄関まわりをセルフチェック
玄関ドアにおける防犯機能をご紹介しましたが、「玄関ドアをリフォームするのはちょっと大ごとの様だ...」と思われる方も多いでしょう。
狙われやすい玄関まわりのポイントをご紹介しますので、ぜひご自宅がどの程度あてはまるかチェックしてみてください。
チェックが多い方は対策の見直し、必要なポイントが揃った玄関ドアへのリフォームがおすすめです。
玄関まわりの防犯セルフチェック
玄関先が外から見えづらい
草木や背の高い門・フェンスなどがあり、外から見通しの悪い玄関は、一見プライバシーの保護がされている様ですが、侵入を試みる空き巣にとっても都合が良くなってしまいます。
1ドア1ロックになっている
1つのドアに1つの鍵しかない、補助鍵も使用していない場合は、その鍵が突破されると簡単に侵入されてしまいます。
鍵の量で侵入のための時間が変わってくるので、ドアの鍵は1ドア2ロックが望ましいです。
ディスクシリンダー型、室内想定用の鍵(インテグラル型・円筒型)を玄関ドアの鍵で使用している
一昔前の住宅では広く使われていたディスクシリンダー型の鍵は、鍵内部の溝が浅くて少ないのでピッキングしやすい鍵と言われています。
また、鍵とドアノブが一体化したインテグラル型の鍵、内側からドアノブのボタンを押して鍵をかける円筒型の鍵も要注意。
室内用ドアに付けられる想定で作られているので、ピッキング対策自体がされておらず、玄関ドアや勝手口ドアに付けられていると、とても危険です。
ドアのガラスが単板ガラス・ワイヤー入りガラス
ドアに使われているガラスが防犯性能があるものでないと、打ち破りや焼き破りの被害に遭う可能性があります。
使われているガラスの見分け方としては、防犯ガラスは複層ガラスである場合が多いので、サッシ付近のガラスにスペーサーと呼ばれる中間層があるか見てみましょう。
防犯性能の高い玄関ドアの特長
ここからは、前述しました侵入手口に対抗できる具体的なポイントをご紹介します。
ピッキング対策にはディンプルキー、ウェーブキー!2ロックも常識に!
ピッキング対策には、鍵の形状が複雑なディンプルキーやウェーブキーが有効です。
複雑であればあるほど、ピッキングが完了するまでに時間がかかるので、空き巣が諦める可能性が高くなります。
ウェーブキーは鍵の表面が波のような模様になっていて、100億通り以上のキーパターンがあります。
高級車の鍵や金庫の鍵としても利用されているほど、防犯性能に信頼がある鍵なのです。
もちろん、鍵が特殊であっても1ロックではまだ心配です。ドアハンドルを挟んで上下に鍵が付いた2ロックは必ず導入しましょう。
サムターン回しは防止カバーと防犯ガラスで物理的に防御
サムターン回しは鍵のサムターン部位に、カバーを付けることで防止できます。
1,000円以下で購入可能ですが、プラスチック製や接着剤で付くタイプには不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
サムターンカバーと合わせて、防犯性能が高い合わせガラスを使用した玄関ドアがおすすめです。
打ち破り・焼き破り対策は防犯ガラス・フィルムがおすすめ
前述しました通り、玄関ドアには防犯性能が高いガラスを使用したものがあります。
ガラスとガラスの間にしなやかで強靭な中間膜を挟み、加熱と圧着をさせた特殊なガラスです。
ガラス自体が割れてしまっても、この中間膜の耐久性が残ります。
防犯ガラスは強固なガラス自体が打ち破りや焼き破りを跳ね返すというのではなく、破損し侵入されてしまうまでの時間を延ばす目的があります。
これは、空き巣は玄関ドアや窓などからの侵入で、5分以上の時間がかかっていると7割以上は諦めると言われてることが関係しています。
同様の対策としては、ガラス部位に防犯用のガラスフィルムを貼ることも有効でしょう。
耐貫通性、耐熱性があるものを選ぶようにしましょう。
こじ破り防止は強度の高さが評価されているカマ付デッドボルト錠
デッドボルトとは、鍵がかかる時に出てくる四角い金属部位です。
カマ付のデッドボルトでは、一般的に四角の部位がL字の鎌の様になっているため、より強固にロックされ、強引なこじ破りへの対策ができます。
このカマ付デッドボルトが2ヵ所、3カ所もあればこじ開けるための時間も長くかかります。
玄関ドアの無施錠にはオートロックの電子錠も有効
無施錠で侵入されてしまうケースは、出入りの際は必ず鍵をかけると簡単に解決できそうです。
しかし、「一人暮らしで不安」「ご家族がうっかり鍵を掛けずに外出してしまう」「疲れて帰ってきて忘れてしまった」というケースもあるでしょう。
自動で閉まるオートロック機能が付いた電子錠であれば、そのうっかりも防犯可能。
スマートフォンや電子錠リモコンで、離れたところから開閉することも出来ます。
玄関ドアにおける空き巣の侵入手口、防犯性能をアップさせるポイントをご紹介しました。
近年の玄関ドアリフォーム商品は機能性が高く、防犯性能も高い商品が展開されています。
安心してご家族が過ごせる住まいのために、玄関での防犯対策を行っていきましょう。
リホームプラザでは玄関に限らす、窓や勝手口と言った開口部のリフォーム実績が豊富にあります。
玄関ドアリフォームのご相談は、ぜひリホームプラザにご相談ください。