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カーポートのサイズ|選び方と注意点
- 投稿日:2000年 9月25日
- テーマ:リフォームコラム
カーポートを設置すると、外敵からの車の保護ができるだけでなく、雨天・荒天時の乗り降りがし易くなります。
快適に、かつ機能を最大限使用するには、適切なサイズ選びが不可欠です。
カーポートを選ぶ時は、設置できる面積や車のサイズ、雪や荒天が多いかなどの地域性を考慮すると良いでしょう。
ご自宅の条件にあったものを見つける為にも、ぜひこちらの記事を参考にされてみてください。
目次
カーポートサイズの選び方
カーポートを新設される方向けに、設置サイズ選びのポイントを詳しくご紹介します。
1.車両(長さ・幅・高さ)の確認
カーポートを購入する前に自家用車のサイズを確認しましょう。長さ、幅、高さを確認して、車両がゆったりと収まるサイズを選びます。
今1台所有している場合でも、2台・3台と増えるケースや、自転車の駐輪も考慮すると良いでしょう。
2.カーポートの用途を決定する
カーポートは車を駐車するだけでなく、荷物の保管、作業スペース、 太陽光発電ができるソーラーカーポートとしても使用できます。
3.場所にゆとりをもたせる
カーポートのサイズを選ぶ際には、ゆとりを持たせることがおすすめです。
雨の日に車を乗り降りする際に、車内にまで雨が侵入してきた経験はありませんか?カーポートは雨を凌ぐ効果もあります。
しかし、カーポートのサイズがギリギリだと、車のドアを開けた際に車体幅が大きくなる為、結果として車内に雨が入り濡れるという事になります。
車の中に雨が侵入してくる恐れがありますので、余裕を持たせましょう。
上記ご紹介した3点を意識していただき、カーポートをお選びいただくと良いでしょう。
続いて、実際にサイズを選ぶときに活用できる基準について詳しくご説明します。
カーポートのサイズを選定する際の基礎目安
具体的にカーポートをどの種類のものにするか、お選びいただく目安もご紹介していきます。
1.車両のサイズと台数
まずは、車両サイズの確認です。車両のサイズによって、カーポートの大きさをどのくらいにするのか検討するのが良いでしょう。
そこで、参考例として軽自動車から、ミニバンなどの大きい車両までのサイズの目安をご紹介します。
軽自動車
全長:約3,300mm 全幅:約1,480mm
コンパクトカー
全長:約4,000mm 全幅:約1,695mm
セダン
約4,600mm 全幅:約1,700mm
SUV
約4,700mm 全幅:約1,800mm
ミニバン
約4,700mm 全幅:約1,800mm
SUV
約4,600mm 全幅:約1,700mm
ワゴン
約4,700mm 全幅:約1,800mm
これらのサイズはあくまでも基本的なサイズであり、車種やグレードによって異なる場合があります。
2【カーポート】奥行サイズ
1台(標準タイプ)
奥行き:5.0m~5.7m
コンパクトで設置・建設コストが比較的低い。
1.5台(延長タイプ)
奥行き:6.0m~7.7m
1台の車両と小さな車両を収容可能。車両の出入りが容易で、使い勝手が良い。
2台(縦連棟タイプ)
奥行き:10.0m~11.5m
2台の車両を並べて収容可能。
家族が多い方や複数の車を所有する人に適している。 車両を縦に配置するため、庭や敷地に合わせて設置できる。
3【カーポート】高さサイズ
標準柱タイプ
有効高:約1.8m~2m
一般的な車両に適したコンパクトなデザイン。
低い天井高でも車両を保護可能。玄関まわりに適した高さであるため、外観に調和し、視覚的に邪魔になりにくい。
ロング柱タイプ
有効高:約2,0mm~2,5m
高い車両やトラックを駐車するのに適した高さ。荷物の保管や作業スペースとして利用可能。
標準タイプよりも高さがあるのに対して、さほど値段が変わらないので3種類の中で1番人気があるタイプ。
ハイロング柱タイプ
有効高:約2,8m~3,0m
非常に高い車両やRV、キャンピングカーを駐車するのに適している。比較的高額なので、予算より上回ってしまう恐れがある。
4 間口スペース
1台タイプ
間口サイズ:約2.4m~3.5m
一般的な車両に適したサイズ。
2台タイプ
間口サイズ:約3.5mから6.5m
2台の車両を並べて駐車できるサイズ。ワイドタイプ、Y合掌タイプ、M合掌タイプの3種類がある。
屋根のデザイン
1台用 約2.5m~3.5m
●片流れ
一方向に傾斜した屋根を持つデザインです。屋根が一方向に流れるため、雨水や雪が効率的に排水されるという特長があります。
1台の場合ですと、カーポートの1番小さいサイズ(2,5m~)でも車を覆うほどのスペースは確保できます。
ドアを開けたり閉めたりする際に、周囲の壁や支柱と干渉する場合があるので、余白がどの程度あるか確認しましょう。
2台用 約3.5mから6.5m
●ワイド
一つの屋根で広いスペースをカバーできるため、複数台の駐車スペースを確保できます。また、車両以外にも、庭具や物置としても利用できる余地があります。
大きな幅を持つため、建設には広い敷地が必要になるので、ご自宅の建築規制に適合するかも要チェックポイントです。
風に強い構造が必要なため、耐風機能が高いカーポート商品を選ばれると良いでしょう。
●Y合掌
柱が真ん中に集合しており、屋根がY型になっていタイプです。こちらも左右、異なったサイズのカーポートを取り付ける事ができる優れものです。
大規模な構造物であるため、広いスペースが必要になります。
●M合掌
片流れタイプが連結し、1つの屋根で連結されたデザインです。Y合掌タイプと同様に、左右で組分けが可能になっています。
施工費用が他の種類よりも高額になってしまうケースもあるので、ご希望の際はリフォーム業者とご相談いただくと良いでしょう。
積雪地域対応:カーポートの種類
カーポートは雨や風、雪や雹などから車両を保護する役割があります。その中でも特に積雪の影響は、冬場長時間影響を受ける可能性が高いです。
積雪地域に住んでいる方は、積雪に対応しているカーポートを選びましょう。地域によってどの程度の雪に耐えられるかが選ぶポイントになります。
一般地域対応タイプ
一般地域対応タイプの積雪カーポートは、積雪量が軽度から中程度(約20cmまで)の地域に適しています。
積雪に対する耐久性を備えており、屋根や支柱が雪の重みに耐えられます。
商品
リクシル「ソルディポート」
出典:株式会社LIXIL
三協アルミ「カムフィエース」
出典:三協立山株式会社 三協アルミ社
積雪地域対応タイプ
積雪地域対応タイプの積雪カーポートは、積雪量が中程度からやや多い地域(約50cmまで)に適しています。
雪の重みに強く、車両をしっかりと保護します。
ポリカーボネート材での商品もある為、夏も熱遮断しながら、明るくカースペースを使う事ができます。
商品
リクシル「フーゴ」
出典:株式会社LIXIL
いかがでしたでしょうか。
カーポートを設置するサイズに関しては、使用されている車種や台数、地域の気候条件に合わせてカーポートの種類を選びましょう。
カーポートの設置や交換をご検討中の方は、リホームプラザにご相談くださいませ。
ホームページでは施工事例を掲載していますので、 ぜひこちらもご覧くださいませ。
窓の防音リフォーム|音の悩みを解決して安らげる住まい
- 投稿日:2000年 9月22日
- テーマ:リフォームコラム
家は、生活の基盤となりますので非常に大切な場所です。
そんな大切な家でリラックスしたいときに、騒音などで不快な気持ちになりたくないですよね。
騒音の原因のほとんどは開口部である窓にあります。
リラックスして生活するためにも、窓の騒音対策・防音リフォームは必須と言えるでしょう。
音でお悩みの方は、ぜひこちらの記事を参考にしていただき、騒音のお悩みを解決していきましょう。
音漏れと対策
騒音はあらゆる所から、侵入してきます。
例えば、壁や屋根、あるいは地面から音が入ってきますが、開口部である窓まわりから侵入する騒音でお困りの方が多いです。
部屋の中に不快な騒音が侵入する主な原因は、窓ガラスの遮音性が不十分な点にあり、空気を通して音が入り込んできます。
静かな空間を実現するためには、窓からの騒音侵入を抑える必要があります。
遮音性の高い窓ガラスや断熱性の高いサッシなどを取り入れ、快適な居住環境を手に入れましょう。
1日中ギターやピアノなどの楽器を何も気にせずに弾きたい。
外の騒音を完全に遮断して、静かな空間を手に入れたい。
といった、完全な遮音空間にしたいというご希望は、窓まわりの防音だけでは不十分です。
楽器演奏に使用するような防音室は、床や天井に吸音材なども必要となります。
しかしながら、「既存の空間を大きく変えずに、外部の騒音や音漏れをできるだけ軽減したい!」
というご要望でしたら、窓の防音リフォームは有効的ですので、活用していきましょう。
不快に感じる騒音の度合いについて
一般的に人間が不快に感じる騒音の度合いについてご紹介します。
音の基準はdB(デシベル)を用いて表されます。
環境省では、住宅地の昼間では55dB以下、夜間は45dB以下が、適切な音の大きさの指標として提示されています。
それぞれの音を例に出して表すと、30dB以下がかなり静かで、ほとんどの日常的な音が聞こえないくらいのレベルです。
40dBは静かな会話や低いラジオ音量といった程度の音量です。
50dBの音を例えるならば、静かなオフィス内での一般的な会話や、低い交通騒音などといった程度の音量です。
60dBになると、一般的な会話の音量や、静かな車の走行音などといった程度の音量です。
これ以上大きくなると、賑やかなレストランやカフェなどでの会話や、
一般的な道路上での車やバイクの走行音程度の大きさとなり、不快な騒音になり得ます。
窓は他の場所と比べて外からの騒音が入ってきやすいです。
特にお住まいの周辺が繁華街や交通量の多い道路に面していると、騒音が気になり睡眠妨害に繋がります。
快適な生活を送るためにも、お早めに窓の防音リフォームをしましょう。
騒音対策のポイント
窓の騒音対策で情報として、2点ご説明します。
隙間の排除
窓の防音リフォームにおいて、隙間をなくすことは非常に重要なポイントです。
なぜなら、窓周りの隙間が外部からの騒音が室内に侵入する経路となるからです。
また、防音効果を高めるためには、サッシの対策も行うと更に効果を発揮します。
サッシに隙間があると、その隙間から入ってくる騒音の方が大きく感じられます。
有効的に窓の騒音対策をするには、樹脂製のサッシレール枠にすることがおすすめです。
気密性能の向上
騒音の出入り口を防ぐためのには、隙間を防ぐことはもちろんですが、気密性能を向上させることも非常に重要です。
気密性能が高くなればなるほど、窓の騒音対策が強化されていきます。
気密性能を向上させるためには、内窓(二重サッシ)やサッシの調整、窓やドアの補修など様々あります。
一つのリフォームだけでなく、防音ガラスで内窓を設置、壁にも吸音材を設置するなど、
組み合わせることでより一層気密性能を効果的に向上させることができます。
効果的な窓の騒音対策と特徴
防音リフォームをするにあたって、どんな工法があるのかも確認しておきましょう。
窓の防音リフォームの方法は大きく分けて2つあります。
防音ガラス
一般的な窓ガラスよりも遮音性が高く、静かで快適な室内環境を作るために有効的なのが防音ガラスです。
1.特殊な中間膜の挟み込み
防音ガラスは2枚の合わせガラスの間に、防音性の高い特殊な中間膜を挟み込んでいます。
この中間膜が外部の音を吸収し、室内に侵入する音を軽減します。
2.遮音性能の向上
防音ガラスは一般的な窓ガラスよりも遮音性が高いため、外部の交通騒音や他の騒音源から室内を保護し、静寂環境が整います。
3.断熱性の向上
一部の防音ガラスは、断熱性能も優れていて、室内の温度を一定に保ち、エネルギー効率を向上させることができます。
4.真空ガラスの利用
真空ガラスも防音性と断熱性が高く、防音リフォームで利用されます。
真空層により、さらなる遮音性と断熱性を実現します。
リフォームの目的や対象とする騒音の種類に応じて、適切な防音ガラスを選定することが必要です。
内窓(二重窓)
内窓を取り付ける事も騒音対策になります。
1.窓と窓の間に空気層が出来る
一重の窓だけでは外部からの音が比較的容易に室内に伝わりますが、内窓を取り付けることで窓と窓の間に空気層ができます。
この空気層は外部からの音をクッションのように吸収し、反射させます。
この反射と吸収のプロセスによって、外部から音が室内に入り込む量が大幅に軽減されます。
2.気密性が上がる
内窓の取り付けによって気密性が向上します。
外部からの音は空気を介して伝わるため、内窓の取り付けによって窓周辺の気密性が高まると、外部からの音の経路が遮断されます。
このようにして外部の騒音が室内に侵入しにくくなり、遮音性が高まるようになっています。
気密性が高まると、断熱効果も生まれます。
騒音にお悩みの方におすすめの、窓の防音リフォームをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
内窓リフォームであれば、最短1日で工事が完了するメーカー商品もあります。
快適で静寂な空間を手に入れるために、窓の防音リフォームをしましょう。
リホームプラザのホームページでは、施工事例を多数掲載しています。
ぜひこちらもご覧くださいませ。