- HOME
- リホームプラザブログ
- 2000年10月の記事
窓の寒さ対策は窓リフォームで
- 投稿日:2000年 10月20日
- テーマ:リフォームコラム
寒い季節が訪れると、外だけでなく、室内の寒さも気になりますよね。
実は、アルミサッシやサッシの隙間が空いた窓、つまり断熱性能が低い窓まわりからは、部屋の暖かい空気が半分以上逃げてしまうと言われています。
窓まわりの断熱性をアップすることで、寒さや夏の暑さを改善することが可能です。
では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?
こちらの記事では、手軽に行える寒さ対策から、リフォーム業者にご依頼いただく本格的な窓リフォームの方法、施工にかかる費用などについてご紹介します。
目次
窓の寒さ対策はなぜ重要?
部屋が冷え込む原因は主に外部からの冷気が窓や壁、床下などに侵入することです。特に窓は直接外気にさらされて冷却されやすく、暖房で温めた空気が逃げてしまいます。
また、古い住宅の場合、窓サッシの隙間が広がってしまい隙間風が侵入する可能性も。
部屋の寒さを解消されたい方は、まずは窓まわりの断熱性能をアップすることから始められると良いでしょう。
特に、窓の断熱性と気密性を高めることが重要です。
DIYで簡単に窓の寒さ対策
ご自身で手軽に作業可能な窓の寒さ対策をご紹介します。
緩衝材(ぷちぷち)を貼る
一般的に、割れ物などを梱包する際に利用される緩衝材(ぷちぷち)。ぷちぷちの丸い部分は気泡で、その中には空気があります。
そのため、窓にぷちぷちを貼ると気泡が空気の層を形成し、室内の温かい空気が窓から漏れるのを防ぐことができるのです。
窓に貼る際には、窓枠全体を覆うようにしましょう。簡易的ではありますが、窓全体の断熱性、気密性が高まります。
断熱シートを貼る
寒さ対策の王道アイテムである断熱シート。窓に貼り付けることで、室内に侵入する冷気を遮断し、部屋の断熱性を高めることができます。
また、寒さ対策だけでなく窓からの熱の進出や侵入を軽減する役割があるため、夏には外部からの熱を和らげ暑さの対策にも繋がります。
季節ごとに貼替が必要な場合もあります。
隙間テープの活用
隙間テープは窓サッシやドア、引き戸などの微細な隙間を塞ぐためのテープです。
窓を完全に閉めていても、レールや引き違いには僅かな隙間が残ります。
寒い季節にはこれらの隙間から冷気が室内に入り込んだり、室内の暖かい空気が逃げていくことがあります。
隙間を塞ぐテープは、ホームセンターはもちろん、百円均一などでも購入いただけます。
プラスチック段ボールを設置してみる
プラスチック段ボールとは、ポリプロピレンと呼ばれるプラスチックの一種から作られた板材のことです。
紙製の段ボールに似た中空構造になっており、窓に立てかけたりすることで窓と室内に有効な空気の層を作り出し、部屋の断熱性を向上させます。
また、強度も強く長期間使用できるだけでなく、収納や保管も容易でコストパフォーマンスに優れています。
ホームセンターやネットショップなどで手軽に手に入れることができます。
断熱カーテンを使う
断熱カーテンは、特殊な加工を施した生地で製造され、熱や冷気の通りを抑える仕組みが備わっています。
複数層の構造になっている場合が多く、熱を通さないフィルムが組み込まれたり、コーティングが施されています。
断熱カーテンがあると、室内温度の低下を防ぐだけでなく、保温効果も期待できます。
冬場の冷たく感じる窓際でも寒さが和らぎ、快適にくつろげるでしょう。
寒い空気は通常足元から侵入するので、カーテンを取り付ける際には裾を床に10〜15cmほど垂らし、隙間をできるだけ作らないようにするのもポイントです。
夏場は同時に日差しも遮断してくれるので、快適な室内環境を保てます。
窓の寒さ対策リフォーム
DIYでの対策が効かない、築年数が経ったお住まいでは、リフォームのプロによる本格的な窓のリフォームをおすすめします。
窓リフォームをすることによって、寒さ対策だけでなく、騒音軽減や防犯対策、省エネ効果も期待できます。
窓のリフォームに関する代表的な工法をご紹介いたします。
内窓(二重窓)の設置
内窓とは、通常の窓の内側に設置されるもう一つの窓のことで、別名「二重窓」とも呼ばれます。
内窓を設置すると、外側の窓と室内側の窓の間に空気の層ができ、外の寒さや暑さが室内に伝わりにくくなります。
内窓は寒さ・暑さ対策に効果的なだけでなく、防音や防犯性能もアップするので、メリットの多い窓リフォームです。
サッシのカバー工法リフォーム
カバー工法は、窓を取り外した後、既存の窓枠に新しい窓枠を被せ、その上に新しい窓を取り付けるリフォーム方法です。
アルミサッシから樹脂製のサッシに変更すると、断熱性の向上だけでなく、防音や結露防止にも効果的です。
断熱ガラス
既存の窓サッシをそのままにし、ガラスのみを入れ替えるリフォーム方法です。
既存の窓ガラスが単板ガラスであれば、複層ガラスやLow-E複層ガラスに変更することで、断熱性能を向上させることができます。
この方法は内窓(二重窓)の設置と比較しスペースを取らないため、室内の雰囲気を変えずに行えるおすすめの方法です。
窓の寒さ対策リフォーム 費用相場と工期
リフォームをするにしても、費用や相場も気になりますよね。
窓の寒さ対策にかかるリフォーム費用の相場と、工期の目安についてご紹介いたします。
内窓(二重窓)の設置
価格・費用相場:約5万円~
- 施工時間:1時間~半日
外窓を交換するリフォーム(カバー工法)
価格・費用相場:約10万円〜
- 施工時間:半日~
断熱ガラスへの取り替え
価格・費用相場:約5万円〜
- 施工時間:半日~
窓リフォーム方法は、取り付ける窓のサイズや種類によって費用や日数が変動します。
事前に現地調査や採寸を行い、それに基づいて商品を発注した後に施工が行われるのが一般的です。
具体的な費用や工期に関しては、専門のリフォーム会社や工務店に直接お問い合わせください。
マンションやアパートでの窓リフォームをご検討中の方は、工法やリフォーム条件が住宅の規約に反していないかご確認いただく必要があります。
いかがでしたでしょうか。ご自分で手軽にできるDIY対策や、リフォーム業者に依頼する場合の工法・費用についてご紹介しました。
寒さを放置していると、暖房費用がよけいにかかったり、体調不良に繋がってしまいます。
内窓設置であれば、最短1日で施工が可能なので、寒さが厳しい時期になる前にリフォームされるのが良いでしょう。
リホームプラザのホームページでは、リフォーム施工事例を多数掲載しています。ぜひこちらもご覧くださいませ。
玄関ドアをリフォームするなら【カバー工法】
- 投稿日:2000年 10月20日
- テーマ:リフォームコラム
玄関ドアリフォームには、屋根リフォームのように、カバー工法があるというのはご存じでしょうか?
ただ古くなったから交換するだけではなく、断熱性や遮音性といった住宅の快適さの向上のためにリフォームするケースや、
防犯性を高めるためにドアリフォームをするようなケースもあります。
しかし、玄関ドアをまるごと交換すると、想定していたより施工に費用と日数がかかる場合が多いです。
リフォームするなら、カバー工法が費用と工期を抑えられてオススメです。
こちらの記事では、玄関ドアカバー工法のメリット・デメリット、リフォーム時の注意点をご紹介します。
玄関ドアのリフォームの必要性
玄関ドアリフォームは、玄関ドアのデザインや機能性を向上させるための工事です。
玄関ドアは、家の顔とも言える存在であり、リフォームすることで家の印象を大きく変えることができます。
そもそも、どうして玄関ドアのリフォームは必要なのでしょうか?玄関も長年使用していると、経年劣化で傷みや歪みが生じてしまいます。
そのようになってきたら玄関ドアの交換のサインです。
また、家を外壁塗装して、外観を綺麗にしたタイミングで色合いやデザインにあったドアに交換するのも良いでしょう。
最新のドアでは、防犯性も向上していて、従来の鍵を必要としないスマートキーなどもあります。
玄関ドアをリフォームすることで行える性能向上
玄関ドアは木製や金属製など、さまざまな素材やデザインの玄関ドアからお選びいただけます。
デザインだけでなく、開閉時の利便性や防犯・断熱・遮音の機能もリフォームすることで性能アップできます。
機能性向上
機能性向上を目的とした玄関ドアリフォームでは、断熱性や遮音性の高い玄関ドアを選ぶことができます。
また、自動ドアやタッチキーなどの機能を取り入れることで、利便性を向上させることができます。
防犯性向上
玄関ドアは、防犯対策の第一線に位置する設備です。
防犯性向上を目的とした玄関ドアリフォームでは、防犯ガラスやダブルロックなどの機能を備えた玄関ドアを選ぶことができます。
また、センサーライトや録画機能付きインターホンなどの防犯設備を設置することで、セキュリティを強化することもできます。
耐久性向上
玄関ドアは、開閉時の振動や紫外線、雨風などの影響を受けることで劣化していきます。
リフォームすることで、玄関ドアの耐久性を向上させることができます。
築年数が経過したり、劣化が見られたりする場合は、リフォームを検討してみるのがオススメです。
玄関ドアリフォームするための2つの工法
玄関ドアリフォームには大きく分けて2つの工法があります。それぞれの工法によって工期も費用も異なります。
カバー工法
玄関ドアの枠を取り外さず、その上に新しい枠を設置する工法です。工期が短く、費用がそれほどかかりません。
枠交換工法
ドア周りの壁や床を壊してドアの枠を取り外し、新しい枠を設置する工法です。
既存の玄関ドアの枠が腐食や破損している場合や、デザインや機能性を大幅に変更したい場合に選ばれます。
取り壊して作り直す必要があるので、工期が長く、費用もかかります。
玄関ドアカバー工法の特徴
カバー工法は玄関ドアの枠を取り外さず、その上に新しい枠を設置する工法です。
この工法が登場するまでは、ドア枠の周囲の壁や床を壊して、新しい枠を設置しなければなりませんでした。
カバー工法は既存のドア枠を活かしながらリフォームするので、工期が短く、費用も抑えることができます。
メリット
- ・工期が短い(1日で完了する)
- ・費用が安い
- ・壁や床を壊す必要がないため、廃材処分や騒音・粉塵が少ない
デメリット
- ・重ねた枠の分だけ入り口が狭くなる
- ・重ねた枠により段差が生じる
注意点
玄関ドアの枠が経年劣化により腐食や破損していると、施工が難しいケースが多いです。
工事に使用できる玄関ドアは、メーカーによって規格が異なるため、リフォーム会社にご相談くださいませ。
リフォームの流れ
- 1.玄関ドアを取り外す
- 2.ドア枠の不要な部分を撤去
- 3.新しいドア枠を古いドア枠の上に重ねる
- 4.室内と室外の額縁を設置する
カバー工法はこんな人にオススメ
- ・玄関ドアのデザインや機能性を向上させたい
- ・工期を短縮したい
- ・費用を抑えたい
カバー工法は工期が短く、費用が抑えられることから、近年人気が高まっている工法です。
最短1日でリフォームが完了するので、午前中から施工しても夕方には新しいドアにリフォームできます。
玄関ドアカバー工法のメーカー商品
カバー工法で設置するドアは、どのメーカーのものが良いでしょうか。
玄関ドアを製造・販売している大手メーカーで、カバー工法を採用しているメーカーをご紹介します。
玄関ドアカバー工法を採用しているメーカー
・LIXIL
・YKK AP
・三協アルミ
上記の3社はカバー工法に対応した玄関ドアをラインアップし、さまざまなデザインや機能の中から、ニーズに合わせてお選びいただけます。
LIXIL
出典:株式会社LIXIL
LIXILのドアリフォーム商品は、「リシェント」というシリーズで展開されています。
採風窓や高い断熱性能で、一年中心地よく快適に過ごせます。
先進のロックシステムで便利に鍵を開け閉めでき、防犯性能も高まります。
さらに、住む人の個性に合わせて選べる51のデザインバリエーションがそろえられています。リフォームの工期は1日で済みます。
YKK AP
出典:YKK AP株式会社
玄関ドアのカバー工法は、「ドアリモ」というシリーズで展開されています。
ドア周りを壊さず、住みながら最新の玄関ドアへリフォームできます。
便利で快適、防犯にも配慮した電気錠「スマートコントロールキー」で安心の暮らしが叶います。
通風デザインを選べば、空気が淀みがちな玄関にフレッシュな空気を取り込めます。
防犯やプライバシーへの配慮も万全です。67のバリエーションから自分に合ったデザインを見つけられます。
三協アルミ
出典:三協立山株式会社
三協アルミは、「ノバリス」というシリーズで玄関ドア商品を展開しています。
デザインのバリエーションが豊富で、玄関ドアと外壁や内装をコーディネートすることができます。
断熱性と遮音性に優れていて、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。外部の音を遮り、静かな環境を保つことができます。
費用情報
カバー工法の費用はドアの種類や性能で異なりますが、 それでもサッシごと交換するドアリフォームより、費用は抑えられます。
カバー工法の費用のポイント
実際にリフォームする際は下記のポイントを意識しましょう。
●木製や金属製など、素材の種類によって費用が変わってきます。
●シンプルなデザインよりも、複雑なデザインの方が費用が高くなります。
●断熱性や遮音性、防犯性などの機能が充実している玄関ドアは、費用が高くなります。
カバー工法の費用を抑えるポイント
シンプルなデザインを選ぶ
複雑なデザインよりも、シンプルなデザインの方が費用を抑えることができます。
機能性を必要最低限にする
断熱性や遮音性、防犯性などの機能が充実している玄関ドアは、費用が高くなります。
キャンペーンや補助金を利用する
業者によって玄関ドアをお得にリフォームできる、キャンペーンを開催している場合があります。
タイミングによっては、断熱性能を向上できる商品などでのリフォームで補助金が出ることも。
補助金はお住まいの地域や、リフォーム業者によって対応できるものが異なりますので、ぜひリフォームのご相談の際にお問い合わせくださいませ。
玄関ドアのカバー工法は、工期が短く、費用も抑えることができることから、近年人気が高まっている工法です。
ただし、開口部が小さくなったり、下枠に段差ができることもあるため、事前に注意しておきましょう。
まとめ
玄関ドアのリフォームは、既存の玄関ドアの枠を取り外さずにリフォームすると工期と費用を抑えられます。
ドア枠が劣化している場合は、カバー工法での施工が難しくなるのでご注意ください。
玄関ドアが古くなってしまって交換が必要な方はもちろん、デザインや性能向上を目的としている方にもオススメです。
リホームプラザは、多数のリフォーム実績があります。玄関ドアのリフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。