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【ビルトイン食洗機をキッチンに!】新設方法、選び方や交換のタイミング
- 投稿日:2023年 12月31日
- テーマ:リフォームコラム
家事の負担を軽減し、節水や節約効果もある食洗機。
中でも、キッチンスペースを広く有効活用できるビルトイン食洗器が多くの人気を集めています。
「使用しているビルトイン食洗機が古くなり、交換を考えている方」、「キッチンに新たにビルトイン食洗機を設置したい方」向けに、ビルトイン食洗機のメリットやデメリット、設置の注意点などについて詳しくご紹介します。
目次
ビルトイン食洗機とは
ビルトイン食洗機の特徴
ビルトイン食洗機とは、キッチンのカウンターや棚に組み込むことができるタイプの食洗器のことです。
一般的に、標準的な食洗機よりもサイズがアップするため、その分強力な洗浄力を発揮することが特徴の1つとして挙げられます。
また、高温洗浄機能やスチーム洗浄機能を搭載した製品もあり、頑固な汚れもしっかりと落とすことが可能です。
このような機能性はもちろん、デザイン面においても優れており、食洗機がカウンターの下に収納されるため、キッチンをスッキリと見せる効果もあります。
メリットとデメリット
続いて、ビルトイン食洗機のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット① 調理スペースを確保できる
独立型の食洗機と違い、ビルトイン型はキッチンの一部として設計されるため、無駄なスペースを取らずに設置できます。
メリット② 洗浄能力
ビルトイン食洗機は、一般的な食洗器と比べ洗浄能力が高いというメリットもあります。
特に、最新のものでは、食器の種類や汚れの度合いを認識し、自動で洗浄方法を選択する機能も搭載されています。
デメリット 設置時の費用と手間
一方で、ビルトイン食洗機は設置に手間がかかることがデメリットとして挙げられます。
キッチンに組み込むため、専門の技術が必要となり、設置の工事価格も独立型に比べて高くなります。
また、故障した場合の修理も、独立型の食洗器よりも複雑で、その分費用が多くかかる傾向にあります。
このように、機能性とスペース効率の高さがメリットとして挙げられる反面、設置や修理の手間と費用がデメリットとなります。
メリットとデメリットをしっかり理解し、自分のライフスタイルや予算に合ったものを選びましょう。
食器洗いにおすすめのビルトイン食洗機タイプ
ビルトイン食洗機には、スライドオープン型とフロントオープン型の2種類があります。
スライドオープン型
スライドオープン型は、手前に引いて開く引き出し型の食洗機についてのことです。
リンナイやパナソニック、三菱など国内メーカーで多く取り扱われているため、デザイン性はもちろんサイズ種類も豊富で、ご家族の人数に合わせて選択できるのも魅力の1つです。
スライドオープンの食洗機は、使用水量が手洗いのおおよそ11%に抑えられるため、優れた省エネ性能とランニングコストの削減にもかなり効果的です。
また、食器の出し入れがしやすく足腰に負担がかかりにくい他、食器を取り出す際に床が汚れにくいなどの特徴があります。
ただし、上から順に食器を入れていく形式のため、下に置いた食器を取り出すのに少し手間にがかかるというデメリットもあります。
フロントオープン型
フロントオープン型は、海外メーカーが主流で、前扉を開けて前面にカゴを引き出すタイプの食洗器です。
フロントオープン型は、食器を収めるカゴが上下二段のツインラックに分かれ、それぞれが個別にスライドできることが特徴。
そのため、どの角度からでも食器を手軽に収納することができ、大き目の鍋から特殊な形状のお皿まで、さまざまな食器を無理なく洗うことができます。
一度に多くの容量を収納することができるため非常に使い勝手がよく、お料理が好きで調理器具を一括して洗いたい方や、大家族のご家庭に最適でしょう。
ビルトイン食洗機を設置・交換する際の注意点
新規で取り付ける場合
ビルトイン食洗器を新規で取り付ける場合、設置できるスペースの確保はもちろんですが、キッチンの設備が整っているのか確認する必要があります。
追加工事による予想外の出費を避けるためにも、以下の設備が整っているかをしっかりと確認しておきましょう。
①給水管と給湯管の確認
キッチン流し台下の引き出しの奥に給水管と給湯管があります。配管に分岐金具と接続管がついているかどうか確認しましょう。
どちらもない場合や片方しかない場合は、追加工事が発生する可能性があります。
②ブレーカーの分電盤に専用回路はあるのか確認
ブレーカーの分電盤に専用回路があるかどうかを確認しましょう。
他の電化製品と同じ回路を共有していると、電力オーバーによりブレーカーが落ちてしまうことも。
専用回路がない場合、新たに設けましょう。
③キッチンに電源コンセントがあるか確認
キャビネットの裏やシンクの下など、キッチンにコンセントがあるか確認しましょう。
背板の裏など確認しずらい箇所にある場合があるので注意が必要です。
もし、電源コンセントがなかった場合は増設工事をしなければならないため、追加で費用が発生する可能性があります。
交換する場合
ビルトイン食洗機の寿命は10年といわれています。
操作に不具合が生じたり、食器の洗い残しが増えたりしたら新しいものへの交換をお勧めします。
交換をご検討される際は以下の項目を確認しましょう。
①現在つかっている食洗器の種類を確認
今使っている食洗器の種類を確認しておきましょう。同様のタイプの食洗器と交換すると、リフォームをスムーズに行うことができます。
②食洗器の幅を測定
ビルトイン食洗機の横幅の多くは、45cmと60cmです。
基本的に同じサイズのもに交換することになるので、現在お使いの食洗機の幅を測定しておきましょう。
③ワークトップ(カウンターや作業台などの天板)の奥行きを測定
国内メーカーでは、一般的なワークトップの奥行きは60cmや65cmが標準的です。
通常、奥行きが65cmであれば、多くのビルトイン食洗機が取り付け可能です。
しかし、奥行きが60cmの場合、選択可能な商品が制限されるため、リフォームを行う際には設置可能な機種について業者に相談することをおすすめします。
自分で交換は可能?
DIYでの取り付け・交換自体は可能ですが、ビルトイン食洗器の交換には、専門的な知識が必要となります。
そのため、ビルトイン食洗機の交換や取り付け工事は、以下の資格を持つ方が推奨されます。
- ●給水装置設置技術主任者
- ●第一種電気工事士
- ●排水設備工事責任技術者
- ●第二種電気工事士
ビルトイン食洗器を設置する際は、電源や水道の接続、排水設備も考慮に入れなければなりません。
ビルトイン食洗機のメリット・デメリットを通して、最適な選び方をご紹介しました。独立型の食洗機は導入しやすく、故障時の対応もしやすいですが、やはりスペースを取ってしまうのが難点です。
ビルトイン食洗機であれば、調理スペースを確保し、洗浄力の高いものをご利用いただけます。
設置の手間や初期費用がかかるデメリットがあるので、キッチンの使い方やご予算に応じてお選びいただくのが良いでしょう。
リホームプラザでは、ビルトイン食洗機交換やキッチンをまるごとリフォームするご相談も承っておりますます。ご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。
【ビルトインコンロの交換】タイミングや選び方
- 投稿日:2023年 12月15日
- テーマ:リフォームコラム
ビルトインコンロで「火が出ない」「火力が弱い」などの不具合が出たことはないでしょうか?
設置後10年以上経過していると、修理よりも交換した方がお得なケースが多いです。
最近のビルトインコンロは火力調整の機能だけでなく、スタイリッシュな見た目や機能が進化した機種も多く販売されています。
こちらの記事では、ビルトインコンロの基本知識、交換のタイミングや交換時の機種の選び方をご紹介します。
ぜひ参考にされてみてください。
目次
ビルトインコンロとは
ビルトインコンロとは、その名の通りキッチンカウンターに組み込まれているコンロのことを指します。
一般的にはガスコンロが多いですが、電気やIH(誘導加熱タイプ)も存在し、それぞれ特徴と利便性が異なります。
ビルトインコンロの魅力
そのデザインの美しさと、調理スペースの広さから非常に人気があり、新築やリフォーム時にはよく選ばれるキッチン設備の一つです。
魅力は、スタイリッシュな見た目だけありません。
コンロと調理台が一体化しているため、調理中に食材や調理器具をスムーズに動かすことができます。
また、コンロ周りの掃除もしやすく、キッチン全体がスッキリと見える効果もあります。
機能面でも優れていて、細かな火力調整、グリル機能・余熱を利用した節電調理ができるなど、調理を楽しく効率的にする機能が充実しています。
ビルトインコンロのデメリット
ビルトインコンロのデメリットとしては、初期費用、故障した場合の修理・交換費用などが挙げられます。
据え置き型コンロは、本体価格2万円~が相場ですが、ビルトインコンロの本体価格は5万円~が一般的です。
また、工事費用についても、ビルトインコンロの方が比較的高額です。
据え置き型のコンロは新しいものを購入してご自身でも設置いただけますが、ビルトインコンロは設置方法が複雑で、トラブルが起きていても気づかず使用してしまうこともあります。
そのため、設置時はリフォーム会社や工務店にご依頼いただくのが良いでしょう。
ビルトインコンロを選ぶ際には、事前にその特徴とメリット・デメリットをしっかりと理解することが重要です。
ビルトインコンロ交換のタイミング
使用年数は10年程度が目安
ビルトインコンロの性能は、使用年数によって大きく影響を受けます。
一般的にビルトインコンロの寿命は約10年とされており、異臭や異音、火力の不安定化、点火の機能不全などが故障や寿命の兆候です。
また、7年~9以上経過すると修理が難しくなり、安全性の観点からも交換が必要になります。
日頃の使用方法やメンテナンスに注意を払うことで、ビルトインコンロの寿命をできるだけ延ばせます。
吹きこぼれや油汚れ、食品の汚れを放置せずに定期的に掃除するようにしましょう。
故障した時は修理?交換?
ビルトインコンロが故障した際、修理する方が良いのか、それとも交換が適切なのか、多くの方が迷われることでしょう。
設置後1年~5年経過している場合は、修理の方が安くなるケースが多いですが、設置後10年以上経過してしまうと、部品が流通していないことがあります。
メーカーへの部品取り寄せ費用や時間、また修理しても他の部位がまた故障してしまうことを考慮すると、本体交換の方が今後も快適にご利用いただけます。
ビルトインコンロ交換時の選び方
ビルトインコンロは、ノーリツ、パロマ、リンナイなどの主要なメーカーがそれぞれ独自の特徴を備えた優れた製品を手掛けています。
メーカー
ノーリツ
お手入れのしやすさを追求したいなら、ノーリツの製品がおすすめです。
ノーリツのプログレは親水性コーディングが採用されており、油汚れや焦げつきに効果的に対応しています。
とろ火から強火まで、調理に合わせて、繊細に火力を調節可能。火力の自動制御が自慢!Siセンサーで調理器具の温度を測りながら、各調理モードに合わせて火力調節。
吹きこぼれや焦げつきなどを心配することなく、他の調理に集中できます。
進化したマルチグリルは、温度センサー付き下火バーナーによる温度管理と自動制御で多種多様な調理をサポートします。
パロマ
デザインと安全性を優先したいなら、パロマの製品がおすすめ。
気品のある洗練されたデザインに加え、安心モードや鍋なし検知機能などが備わっており、安全性に配慮されています。
リンナイ
豊富な調理機能を求めるなら、リンナイの製品がおすすめです。
コンロ上でもグリルを使用可能にする「ザ・ココット」や、煙や臭いの問題を解決するスモークオフ機能といった魅力的な機能が搭載されています。
このように、御自身のニーズに合わせて、様々な機能を持つコンロを選択することができます。
全てのモデルがこれらの機能を備えているわけではなく、高い機能を備えたモデルは一般的に価格も高い傾向にあります。
ビルトインコンロの価格帯は幅広く、エントリーモデルからハイエンドモデルまで予算に応じたラインナップになっています。
ニーズと予算を考慮し、価格と性能のバランスを見つけることが重要です。
デザイン
ビルトインコンロは単なる調理器具に留まらず、キッチン全体の印象を決定する大切な要素でもあります。
グレードの高いビルトインコンロは利便性だけでなく、デザイン面も深く追求されています。
パロマのFACEISのようにフラットかつシンプルですっきりとしたデザインもあれば、オレンジやピンクといった一風変わったカラーのデザインもあります。
設置スペース
設置スペースも考慮する必要があります。設置跡や消防法の観点から、現在設置しているサイズと同じ大きさのコンロを選びましょう。
天板のサイズは一般的に60cmと75cmの2種類に限定されるので、トラブル発生のリスクを避けるためにも、設置スペースは事前に確認しましょう。