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防犯性能を高める!玄関ドアリフォームで安全な住まい作り
- 投稿日:2000年 4月12日
- テーマ:リフォームコラム
玄関ドアは空き巣の侵入経路のターゲットになりやすく、無施錠や鍵の種類によっては簡単に侵入されてしまいます。
侵入に要する時間を延ばすことで空き巣は犯行を諦める傾向があるので、玄関ドア自体の防犯性能をアップさせ、侵入されにくい玄関をつくることが重要です。
こちらのページでは、空き巣の手口やご自宅が狙われやすい玄関かのセルフチェック、防犯性能をアップさせるポイントをご紹介します。
お住まいの防犯をお考えの方や、玄関ドアリフォームをご検討中の方はぜひ参考にされてみてください。
目次
玄関ドアを通じて侵入される手口
玄関ドアは、窓に次いで空き巣の侵入が多い部位です。
玄関から堂々と入っていれば、近隣の方からにも怪しまれませんし、ゴミ出しやちょっとドアを無施錠にしたタイミングで侵入されることも。
侵入される具体的な方法を知って、玄関ドアの防犯意識を高めましょう。
玄関ドアで多い侵入手口
ピッキング
まず、鍵穴を利用して侵入する方法があります。
鍵穴に「テンション」「ピック」と呼ばれる工具を挿して、鍵穴の中のシリンダーを回していきます。
この工具は数百円からでも購入でき、やり方もネットに公開されているほど広まっている手法です。
鍵穴の中でも、シリンダー・インテグラル錠はこのピッキングの被害が起こりやすい鍵穴タイプです。
手慣れた空き巣の犯行では十数秒でロックが外れるので、この鍵穴の玄関ドアは狙われやすくなってしまいます。
サムターン回し
近年はピッキング以外にサムターン回しという手法も多くなっています。
サムターンとは玄関ドア鍵の内側のつまみです。このサムターンを、玄関ドアや郵便受け・ドアスコープの隙間から手や工具を挟み込んで解錠する方法がサムターン回しです。
玄関ドアに採光用の窓ガラスがあっても、その窓ガラスの強度が低いとガラスを割ってサムターン回しをされてしまう恐れがあります。
こじ破り
玄関ドアの隙間にドライバーやバールなどの工具を挿しこんで、無理やりドアを開ける手法をこじ破りと言います。
鍵の強度が低いと、こじ破りで短時間で侵入されてしまいます。
打ち破り
打ち破りはハンマーやバールといった硬い工具で玄関ドアのガラス部位にヒビを入れ、そのまま割って侵入する方法です。
力任せで強引な手口ですので、作業時の騒音や衝撃で室内の住人や近隣住人に気づかれる場合が多いです。
焼き破り
バーナーなどでガラスを熱し、その後瞬間急冷スプレーを吹き掛けることで起こる温度変化を利用し、玄関ドアのガラスを破損させます。
焼き破りは作業音が小さく素早く侵入できるので、こちらも増えてきている手口の一つです。
薄いフロートガラス(FLガラス)なら10秒ほどで破ることができます。
ご自宅の玄関まわりをセルフチェック
玄関ドアにおける防犯機能をご紹介しましたが、「玄関ドアをリフォームするのはちょっと大ごとの様だ...」と思われる方も多いでしょう。
狙われやすい玄関まわりのポイントをご紹介しますので、ぜひご自宅がどの程度あてはまるかチェックしてみてください。
チェックが多い方は対策の見直し、必要なポイントが揃った玄関ドアへのリフォームがおすすめです。
玄関まわりの防犯セルフチェック
玄関先が外から見えづらい
草木や背の高い門・フェンスなどがあり、外から見通しの悪い玄関は、一見プライバシーの保護がされている様ですが、侵入を試みる空き巣にとっても都合が良くなってしまいます。
1ドア1ロックになっている
1つのドアに1つの鍵しかない、補助鍵も使用していない場合は、その鍵が突破されると簡単に侵入されてしまいます。
鍵の量で侵入のための時間が変わってくるので、ドアの鍵は1ドア2ロックが望ましいです。
ディスクシリンダー型、室内想定用の鍵(インテグラル型・円筒型)を玄関ドアの鍵で使用している
一昔前の住宅では広く使われていたディスクシリンダー型の鍵は、鍵内部の溝が浅くて少ないのでピッキングしやすい鍵と言われています。
また、鍵とドアノブが一体化したインテグラル型の鍵、内側からドアノブのボタンを押して鍵をかける円筒型の鍵も要注意。
室内用ドアに付けられる想定で作られているので、ピッキング対策自体がされておらず、玄関ドアや勝手口ドアに付けられていると、とても危険です。
ドアのガラスが単板ガラス・ワイヤー入りガラス
ドアに使われているガラスが防犯性能があるものでないと、打ち破りや焼き破りの被害に遭う可能性があります。
使われているガラスの見分け方としては、防犯ガラスは複層ガラスである場合が多いので、サッシ付近のガラスにスペーサーと呼ばれる中間層があるか見てみましょう。
防犯性能の高い玄関ドアの特長
ここからは、前述しました侵入手口に対抗できる具体的なポイントをご紹介します。
ピッキング対策にはディンプルキー、ウェーブキー!2ロックも常識に!
ピッキング対策には、鍵の形状が複雑なディンプルキーやウェーブキーが有効です。
複雑であればあるほど、ピッキングが完了するまでに時間がかかるので、空き巣が諦める可能性が高くなります。
ウェーブキーは鍵の表面が波のような模様になっていて、100億通り以上のキーパターンがあります。
高級車の鍵や金庫の鍵としても利用されているほど、防犯性能に信頼がある鍵なのです。
もちろん、鍵が特殊であっても1ロックではまだ心配です。ドアハンドルを挟んで上下に鍵が付いた2ロックは必ず導入しましょう。
サムターン回しは防止カバーと防犯ガラスで物理的に防御
サムターン回しは鍵のサムターン部位に、カバーを付けることで防止できます。
1,000円以下で購入可能ですが、プラスチック製や接着剤で付くタイプには不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
サムターンカバーと合わせて、防犯性能が高い合わせガラスを使用した玄関ドアがおすすめです。
打ち破り・焼き破り対策は防犯ガラス・フィルムがおすすめ
前述しました通り、玄関ドアには防犯性能が高いガラスを使用したものがあります。
ガラスとガラスの間にしなやかで強靭な中間膜を挟み、加熱と圧着をさせた特殊なガラスです。
ガラス自体が割れてしまっても、この中間膜の耐久性が残ります。
防犯ガラスは強固なガラス自体が打ち破りや焼き破りを跳ね返すというのではなく、破損し侵入されてしまうまでの時間を延ばす目的があります。
これは、空き巣は玄関ドアや窓などからの侵入で、5分以上の時間がかかっていると7割以上は諦めると言われてることが関係しています。
同様の対策としては、ガラス部位に防犯用のガラスフィルムを貼ることも有効でしょう。
耐貫通性、耐熱性があるものを選ぶようにしましょう。
こじ破り防止は強度の高さが評価されているカマ付デッドボルト錠
デッドボルトとは、鍵がかかる時に出てくる四角い金属部位です。
カマ付のデッドボルトでは、一般的に四角の部位がL字の鎌の様になっているため、より強固にロックされ、強引なこじ破りへの対策ができます。
このカマ付デッドボルトが2ヵ所、3カ所もあればこじ開けるための時間も長くかかります。
玄関ドアの無施錠にはオートロックの電子錠も有効
無施錠で侵入されてしまうケースは、出入りの際は必ず鍵をかけると簡単に解決できそうです。
しかし、「一人暮らしで不安」「ご家族がうっかり鍵を掛けずに外出してしまう」「疲れて帰ってきて忘れてしまった」というケースもあるでしょう。
自動で閉まるオートロック機能が付いた電子錠であれば、そのうっかりも防犯可能。
スマートフォンや電子錠リモコンで、離れたところから開閉することも出来ます。
玄関ドアにおける空き巣の侵入手口、防犯性能をアップさせるポイントをご紹介しました。
近年の玄関ドアリフォーム商品は機能性が高く、防犯性能も高い商品が展開されています。
安心してご家族が過ごせる住まいのために、玄関での防犯対策を行っていきましょう。
リホームプラザでは玄関に限らす、窓や勝手口と言った開口部のリフォーム実績が豊富にあります。
玄関ドアリフォームのご相談は、ぜひリホームプラザにご相談ください。
キッチンリフォームにおすすめのオプション~効率的な料理空間をつくる方法~
- 投稿日:2000年 4月12日
- テーマ:リフォームコラム
キッチンリフォームを検討する際にWEBカタログやメーカーサイトを見ていると、魅力的な機能の数々に目を奪われます。
「こんなキッチンで料理したいな」「こんな機能があったらラクちんだな」と設備をグレードアップさせていくと、不必要なオプションまで追加してしまうことも。
高額な項目も多いので、キッチンリフォームのオプション追加で後悔しないよう、十分に検討するようにしましょう。
こちらのページでは、キッチンリフォームにおけるシステムキッチンの基本的な設備の紹介、オプション機能として人気のものをご紹介します。
目次
キッチンリフォーム 設備機能とオプションポイント
新築やリフォームで新しいキッチンを設置する場合、ほぼシステムキッチンが採用されます。
システムキッチンは食器洗い乾燥機やコンロのグリル機能など、日常的に使うオプション機能が充実しています。
また、キッチンのレイアウトに合わせて、吊り戸棚や引き出しの数、カラーや素材なども自由に選ぶことができます。
デザイン性にも優れており、スタイリッシュな見た目が魅力です。
ここではキッチンでよく利用する設備と大手メーカーの機能をご紹介します。オプション追加のベースとなる知識ですので、ぜひご覧ください。
シンク(流し場)
キッチンシンクは、食器洗いや調理の際に必要な水を排水するためのもので、シンプルなステンレス製のものから、ホーロ製のシンクまで選択肢は豊富です。
シンクの形状自体も、シングルボウル、ダブルボウル、コーナーシンクなど用途やキッチンタイプに合わせたものが選べます。
素材や形状はもちろんですが、使用頻度が高い設備なので、シンクのサイズや水栓、排水口などは要チェックポイントです。大手メーカーのオプションとしては下記などがあります。
【LIXIL】 スキットシンク
シンクの底面を汚れが流れやすい形状にし、水流の広がりを抑えて段差に流し込むナイアガラ構造が実現しています。シンク内のどこからでも効率よく水が流れていきます。
出典:株式会社LIXIL
【TOTO】 スクエアすべり台シンク
溝や段差がないスクエアでシンプルな形状でありながら、シンク底面・網かご・排水口にすべり台のような傾斜を設置しています。
水や野菜ごみがスイスイ流れるので、汚れの滞留が無い綺麗なキッチンに。
出典:TOTO株式会社
キッチン水栓
食材や食器、手を洗う水栓にも、タッチレスや広範囲に水が広がるシャワー機能など様々なオプションがあります。
大手メーカーの特長的な水栓を見て行きましょう。
【LIXIL】 Navish
LIXILの最新水栓であるNavish(ナビッシュ)は、タッチレス機能があり、水栓に触れずにセンサーに手をかざすだけで吐水・止水が可能です。
浄水器ビルトイン型で、水栓の台座がスカート状になっているお掃除楽々台座があるので、水栓周りの汚れも簡単にお掃除できます。
出典:株式会社LIXIL
【TOTO】 水ほうき水栓
TOTOの水ほうき水栓は幅広のミクロシャワーが出て、汚れがラクラク落ちる水栓です。
ホースを伸ばして水流の向きを自由に変えられるので、シンク周りのお掃除がとてもラクになります。
タッチレス機能や、除菌機能があるミストが出る水栓も追加可能で、水栓の可能性が広がります。
出典:TOTO株式会社
ビルトイン食洗機のオプションは必要?
食器洗い機のメリットは、自動洗浄でもしっかりと汚れを洗い落とせる、節水できるなどが挙げられます。
また、食器を洗う手間を省け、忙しい朝や夜の家事の負担も減らせます。
そんな食器洗い機をキッチン本体に内蔵させるのが、ビルトインタイプです。
食器洗い機のスペースを別にとらず、キッチンをすっきりと見せることができるので、おしゃれに、広々とワークトップを使用したい方におすすめです。
卓上の据え置き型もビルトイン型もキレイに食器を洗浄できますが、ビルトイン食洗機の寿命は10年程度とされ、据え置きタイプよりも長く使えます。
また、稼働音もビルトイン食洗機の方が静かな機種が多くあります。
ビルトイン型には、ディープタイプ、ミドルタイプ、フロントタイプと形状に種類があります。
フロントオープンタイプは比較的格納量が多いので、「大型調理器具も食洗器で洗ってしまいたい!」という方におすすめです。
しかし、ビルトイン食洗機にもデメリットがあります。
最初の設置時に配管工事や給水工事が必要で、初期費用が据え置き型よりも高額です。
据え置きタイプが約5万~10万円が相場とすると、ビルトイン食洗器は工事費込みのオプション価格で20万円以上します。
キッチンの作業スペースの確保、格納量や静穏性のメリットを考慮し、オプション追加をご検討ください。
コンロ
最近のキッチンコンロは、ガスコンロとIHクッキングヒーターの2種が主流です。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは火を使わず熱することができるので、高齢の方や小さなお子様のいる家庭では火災のリスク軽減として選ばれています。
また、ヒーターのタイマーや火力調整ボタンといった便利機能もあります。
ガスコンロ
一方、ガスコンロの場合は火力が強く、料理が早く仕上がる、調理の幅が広がるというメリットがあります。
火力が直接的であるため、調理中の火加減が直感的に分かりやすいと選ばれる方も。
どちらを選ぶかは、ご家族の生活スタイル、調理スタイルの好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。
IHとガスコンロ どちらがおすすめ?
ガスコンロもIHクッキングヒーターも、コンロの口数は毎日お料理をするご家庭は3口あると便利です。
1口、2口のコンロを選ぶ場合は、電子レンジや調理家電を合わせて使用すると不便なく利用できます。
初期費用ではガスコンロの方が安く、IHクッキングヒーターはオプション追加で10万円以上での対応が多いようです。
最新機種のガスコンロは天板と一体化しているものもあるので、お手入れしやすさではIHに引けを取りません。
ワークトップ
キッチンのワークトップとは、調理や食事のために使用するスペースです。
一般的に使用される素材には、ステンレス・人工大理石・クリスタル・セラミックなどがあります。
素材選びは使用用途やデザイン性、耐久性、メンテナンスのしやすさなどを考慮することが大切です。
一般的なワークトップ素材の特徴は以下の通りです。
素材 | メリット | デメリット |
ステンレス | ・耐水性が高い ・錆に強く衛生的 |
・傷が付きやすく目立つ ・デザイン性が低い |
人造大理石 | ・お手入れがしやすい ・見た目が高級で重厚感がある |
・耐熱性が低い ・強度があまり高くないので、硬いものが落ちると割れてしまうことも |
セラミック | ・耐熱性が高い ・傷が付きにくい ・高級感がある |
・設置費用が高額 |
ステンレス素材が標準仕様の場合が多く、人工大理石やセラミックのオプションは10万円~が相場です。
ワークトップとシンクの素材を別々にできない商品もあるので、シンクで取り入れたい素材がある場合は注意しましょう。
キャビネット
システムキッチン本体の収納スペースであるキャビネットは、コンロ・シンク・調理台の下に設置されている開き戸や引き出しタイプが一般的です。
一昔前はシンク下の排水管を避けて棚を作れるアイテムなどが重宝されていましたが、包丁や鍋、フライパンなどの調理器具だけでなく、調味料や食材のストックもかさばらず入れられるように改良されています。
キャビネットはフロアキャビネットとウォールキャビネットがあります。
キッチン下がフロア、キッチン上の収納がウォールキャビネットとお考えください。
フロアキャビネット
各メーカーやシステムキッチンの商品によってさまざまですが、フロアキャビネットは開閉のタイプや、調理器具を立てて置けるポケットの有無、滑らかな滑りで、ゆっくりと静かに閉まる引き出しなどをオプションで選べます。
底板をホーローやセラミックにし、汚れに強くするオプションもあります。
ウォールキャビネット
キッチン上の吊戸棚であるウォールキャビネットは、自動昇降や調味料の設置、食器の水切りができるスペースの設置などのオプションがあります。
食器乾燥機能付きのキャビネットもあるので、ビルトイン食洗機との使い勝手の違いなども検討材料にされると良いでしょう。
レンジフード
キッチンのレンジフードは、調理中に発生する油煙や匂いを吸い取るために設置されています。
レンジフードには、壁掛け型やシロッコファン型、ダウンドラフト型などの種類があり、最近では全自動お掃除機能や、ノンフィルターでお掃除がラクな商品も展開しています。
【クリナップ】 洗エールレンジフード
洗エールレンジフードは、フィルターをファンと一体化させた新しい構造のレンジフードです。
レンジフード内の給水トレイと排水トレイを利用して、ボタン一つで自動洗浄できます。
具体的にはファンフィルターをお湯で浸け、お湯を掻き揚げる動作で汚れを除去する水流を発生させて自動洗浄していきます。
消費電力を抑える省エネ機能も搭載している、新時代のレンジフードです。
出典:クリナップ株式会社株式会社
【TOTO】 ゼロフィルターフードeco
ゼロフィルターフードecoはフード内のファンがはつ油コーティングがされているので、稼働時に高速回転することで調理中に発生した油がはじけ飛び、オイルパック部位に溜まっていきます。
ノンフィルターなので、お手入れは整流板とオイルが溜まったオイルパックの2つだけ。
ファンの汚れが付きにくいので、10年に1回お掃除するだけで綺麗にお使いいただけます。
出典:TOTO株式会社
キッチンリフォームについて代表的なオプションのポイントをご紹介しました。
性能が高い機能やデザイン性があるものは、グレードが高く費用も高額になってしまいます。
不必要なオプションを設置して後悔することの無いよう、検討を重ねるようにしましょう。
リホームプラザはキッチンリフォームの実績が豊富にあります。
キッチンリフォームのご相談は、ぜひリホームプラザにお問い合わせくださいませ。