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【洗面所のリフォーム】洗面台のタイプごとのメリット、デメリット

  • リフォームコラム

【洗面所のリフォーム】洗面台のタイプごとのメリット、デメリット


「なんとなく使いづらい」「収納が足りない」「もっとおしゃれにしたい」など、洗面所のリフォームを検討されている方はたくさんいらっしゃるかと思います。

毎日使う場所だからこそ、理想の空間にしたいですよね。

しかし、いざリフォームとなると、「何から考えれば良いのかわからない」「どんな洗面台を選べば良いのかわからない」といったお悩みも少なくありません。

そこで、こちらの記事では、戸建て住宅の洗面所リフォームを検討している方に向けて、リフォームで後悔しないためのポイントや、洗面台のタイプ別の選び方について詳しく解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、理想の洗面所を実現するための参考にしてください。


洗面所リフォームを成功させるための3つのポイント

洗面所リフォームを成功させるための3つのポイント

洗面所のリフォームを始める前に、まず押さえておきたい大切なポイントを4つご紹介します。

これらを事前に検討しておくことで、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進み、イメージ通りの洗面所を手に入れることができます。

ポイント1:目的と優先順位を明確にする

ポイント1:目的と優先順位を明確にする

「なぜリフォームしたいのか」という目的を明確にすることが最も重要です。

単に古くなったから、という理由だけではなく、「収納を増やしたい」「掃除を楽にしたい」「おしゃれな空間にしたい」「洗面台のタイプを変更したい」など、具体的な目的をリストアップしましょう。

そして、その中で何を最も優先したいのか、優先順位をつけます。

例えば、朝の身支度で家族が渋滞する問題を解決したいのであれば、洗面台のタイプ並列タイプに変更したり、洗面ボウルを複数設置したりすることが有効な解決策となります。

収納力を最優先

収納力を最優先にしたいのであれば、収納キャビネットが充実した洗面台のタイプを選ぶことになります。

この優先順位がはっきりしていると、リフォームの方向性がブレにくく、予算配分もしやすくなります。

ポイント2:洗面台のサイズとレイアウトを検討する

ポイント2:洗面台のサイズとレイアウトを検討する

現在の洗面所の広さや形に合わせて、適切なサイズの洗面台を選ぶ必要があります。

戸建て住宅では、マンションに比べて洗面所のスペースに余裕があることが多いです。

このメリットを活かし、広々とした洗面台のタイプを選んだり、収納スペースを増やしたりすることが可能です。

間口のサイズ(横幅)だけでなく、奥行きや高さも考慮しましょう。

例えば、洗面台の奥行きが深いと、体の大きな方もゆったりと使えますが、その分通路が狭くなる可能性があります。

洗面台の奥行きが深いと、体の大きな方もゆったりと使えますが、その分通路が狭くなる

また、洗面台の高さは家族の中で背の高い人に合わせるのが基本です。

一般的に、身長(cm) ÷ 2が使いやすい高さの目安とされています。

例えば、身長160cmの方なら80cm、170cmの方なら85cmが理想的な高さとなります。

低すぎると顔を洗う際に深くかがむ必要があり、腰に負担がかかり、高すぎると洗顔時に腕を伝った水が肘から床に垂れ、周りが水浸しになりやすいです。

一般的な洗面台は、主に75cm・80cm・85cmの3つの高さで展開されています。

これらの高さ以外にも、台座部分(台輪)で高さを調整できる商品や、システムタイプで自由に高さを設定できる商品もあるので、こだわりのある方はリフォーム業者にしっかりと相談しましょう。

ポイント3:内装(床・壁)と設備をトータルで考える

ポイント3:内装(床・壁)と設備をトータルで考える

洗面台だけでなく、床材や壁材、天井、扉といった内装も一緒にリフォームすることで、空間全体に統一感が生まれます。

洗面所は水や湿気にさらされやすい場所なので、カビや汚れに強い素材を選ぶことが重要です。

床材は、水に強く滑りにくいクッションフロアや、耐久性の高いフロアタイルが人気です。

壁材は、汚れを拭き取りやすいパネルや、防カビ・抗菌機能のある壁紙がおすすめです。

これらの素材は、見た目のデザインだけでなく、お手入れのしやすさも考慮して選びましょう。

見た目のデザインだけでなく、お手入れのしやすさも考慮

また、洗面所にはタオルや下着などを収納するスペースも必要です。

洗面台の収納だけでは足りない場合は、壁面収納や吊り戸棚、可動式のオープンシェルフなどを設置することも検討しましょう。

洗面台のタイプによっては、洗面台と収納を一体化させた製品もありますので、トータルコーディネートで検討していくことが大切です。

洗面台と収納を一体化させた製品

ご家庭にぴったりの洗面台のタイプを選ぼう

ご家庭にぴったりの洗面台のタイプを選ぼう

洗面台には様々なタイプがあり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。

ここでは、戸建て住宅で人気の高い洗面台のタイプを4つご紹介します。

ご自身のライフスタイルや理想の空間に合わせて、最適な洗面台のタイプを見つけてください。

タイプ1:システム洗面台(ユニットタイプ)

タイプ1:システム洗面台(ユニットタイプ)

システム洗面台は、洗面ボウル、水栓、鏡、収納キャビネットが一体になったユニットタイプの洗面台です。

多くのメーカーから様々なデザインや機能の製品が販売されており、選択肢が非常に豊富です。

戸建て住宅のリフォームで最も一般的に選ばれる洗面台のタイプです。

メリット

システム洗面台(ユニットタイプ)メリット・デメリット

  •  ●コストパフォーマンスが高い:大量生産されているため、比較的安価で導入できます。

  •  ●施工が簡単・スピーディー:一体型なので、設置工事が短期間で済みます。

  •  ●収納力が高い:鏡の裏や洗面ボウルの下に収納スペースが確保されているものが多く、たくさんの物を整理できます。

  •  ●掃除がしやすい:一体成型された洗面ボウルは、継ぎ目が少なく、お手入れが簡単です。

デメリット

  •  ●デザインの自由度が低い:決まったデザインの中から選ぶため、細部までこだわりたい方には物足りなく感じるかもしれません。

  •  ●サイズが限定される:規格サイズの中から選ぶため、設置スペースにぴったり合わせることが難しい場合があります。


こんな方におすすめ: 「コストを抑えたい」「とにかく収納力を重視したい」「お手入れのしやすさを最優先したい」という方には、システム洗面台が最適です。

多くのメーカーが様々な洗面台のタイプをラインナップしているので、まずはカタログを見たり、ショールームで実物を確認したりすることをおすすめします。

タイプ2:造作洗面台

タイプ2:造作洗面台

造作洗面台は、カウンター、洗面ボウル、水栓、鏡、収納などを個別に選び、オーダーメイドで作り上げる洗面台のタイプです。

世界に一つだけの、こだわりが詰まった洗面所を実現できます。

メリット

タイプ2:造作洗面台メリット・デメリット

  •  ●デザインの自由度が非常に高い:カウンターの素材(木材、タイル、人工大理石など)や洗面ボウルの形状、水栓のデザインなど、すべてを自由に選べます

  •  ●空間にぴったりフィット:設置スペースの形やサイズに合わせて作るので、デッドスペースが生まれにくいです。

  •  ●素材の組み合わせを楽しめる:様々な素材を組み合わせることで、個性的な雰囲気を演出できます。

デメリット

  •  ●コストが高くなりがち:オーダーメイドのため、システム洗面台に比べて費用が高くなります。

  •  ●施工期間が長くなる傾向:一つひとつ部品を組み上げていくため、工事に時間がかかります。

  •  ●掃除がしにくい場合がある:洗面ボウルとカウンターの継ぎ目などに汚れが溜まりやすく、お手入れに工夫が必要です。

こんな方におすすめ: 「デザインにとことんこだわりたい」「既製品では満足できない」「個性的な洗面所にしたい」という方には、造作洗面台がぴったりです。

お気に入りのタイルや輸入水栓など、夢の洗面所を実現できます。

タイプ3:フロートタイプ

タイプ3:フロートタイプ

フロートタイプの洗面台は、足元に空間があり、洗面台が宙に浮いているように見えるデザインが特徴です。

スタイリッシュでホテルライクな空間を演出できます。

メリット

タイプ3:フロートタイプメリット・デメリット

  •  ●空間を広く見せる効果:足元が見えるため、洗面所全体を広く、開放的に見せることができます。

  •  ●掃除がしやすい:洗面台の下に床が見えるので、拭き掃除がしやすく、ほこりが溜まりにくいです。

  •  ●デザイン性が高い:シンプルでモダンなデザインが多く、おしゃれな雰囲気を醸し出します。

デメリット

  •  ●収納スペースが少ない:キャビネットが少ないため、システム洗面台に比べて収納力が劣ります

  •  ●壁への負担:洗面台を壁に固定するため、壁の下地補強工事が必要になる場合があります。

こんな方におすすめ: 「見た目のおしゃれさを最優先したい」「ホテルライクな雰囲気に憧れる」「洗面所を広く見せたい」という方には、フロートタイプの洗面台のタイプがおすすめです。

収納力を補うために、壁面収納やミラーキャビネットを上手に活用しましょう。

タイプ4:実験用シンクタイプ

タイプ4:実験用シンクタイプ

実験用シンクを洗面台として活用する洗面台のタイプは、近年人気が高まっています。

深くて広々としたボウルが特徴で、水はねを気にせず使えるのが魅力です。

メリット

タイプ4:実験用シンクタイプメリット・デメリット

  •  ●利便性が高い:深さがあるので、衣類の手洗いやつけ置き洗い、靴洗いなど、様々な用途に使えます

  •  ●デザイン性が高い:工業的な雰囲気がおしゃれで、個性的な空間を演出できます。

  •  ●耐久性が高い:陶器やホーローなど丈夫な素材でできているものが多く、傷がつきにくいです。

デメリット

  •  ●種類が少ない:一般的な洗面台に比べると製品の選択肢が少ないです。

  •  ●見た目が無骨になりがち:シンプルなデザインが好きな方には良いですが、エレガントな雰囲気には不向きです。

こんな方におすすめ: 「洗面所でも気兼ねなく手洗い洗濯をしたい」「水はねを気にせず使いたい」「インダストリアルな雰囲気が好き」という方には、実験用シンクタイプがおすすめです。

特に、小さなお子さまがいるご家庭では、靴や汚れた衣類を気兼ねなく洗えるので非常に便利です。


小さなお子さまがいるご家庭では、靴や汚れた衣類を気兼ねなく洗えるので非常に便利

洗面所のリフォームはただ新しい設備に入れ替えるだけでなく、日々の暮らしをより豊かにするチャンスです。

今回ご紹介した「目的と優先順位の明確化」「サイズとレイアウトの検討」「内装と設備のトータルコーディネート」のポイントを押さえることで、リフォームの失敗リスクを減らすことができます。

また、洗面台のタイプにはそれぞれ特徴があります。

システム洗面台は手軽さと収納力、造作洗面台はデザインの自由度、フロートタイプは空間の開放感、実験用シンクタイプは機能性に優れています。

ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な洗面台のタイプを選びましょう。

リホームプラザでは、お得にリフォームいただけるメニュー表をご用意しています。ぜひこちらもご覧くださいませ。